パーツ・カスタマイズ選び・CPUについて

【パーツ・カスタマイズ選び・CPUについて】

BTOパソコンショップや自作パソコンなどで、
CPUを選ぶ際の選び方、あるいはカスタマイズの際に
考慮する点について説明していきたいと思います。

合わせて簡単なCPUの説明もしていきたいと思います。

〈CPUの役割〉

日本語でいうと中央処理装置というもので人間でいうと脳にあたる部分になります。
この性能が高ければ高いほどデータの処理が早くなり動作もスムーズです。
性能が上がるにつれて消費電力・発熱量が大きくなり価格も上がっていきます。

CPUは値段のインパクトが大きいパーツであるため、
予算や使用用途にあったCPUを選ぶことをおすすめします。
例えば高い性能を必要とする作業がないのに
一番高性能なものにしても無駄に費用がかかってしまうだけです。

〈CPU製造メーカーと人気商品〉

主にインテル製とAMD製のCPUがあります。
インテル製・・・Coreシリーズ・Pentiumシリーズ・Celeronシリーズが有名です。
AMD製・・・Ryzenシリーズ・Aシリーズ・Sempronシリーズが有名です。
現在はインテル製のCoreシリーズに人気が集まっていますが、
AMD製のRyzenシリーズも人気が高いです。

インテルではCoreシリーズが人気です。
Core i3・Core i5・Core i7の3種類がありますがCore i7が人気です。

AMDではRyzenシリーズが人気です、
Ryzen 7シリーズの1700とRyzen 5シリーズの1600が特に人気です。

〈選び方〉

CPUには処理を行う部分があり、コアと呼ばれています。
コアの数は各CPUで異なっており、
違うCPU同士が同じコア数であっても
コアの内部設計が異なっており性能差はあります。
しかし一般的にはコア数が多いほどが処理できるデータは増えるため、
大まかにいえば性能が高いCPUであると言えます。
ですので、まずはCPUの処理を司るコアの数について確認をしましょう。

CPUが処理を行う際に、スレッドと呼ばれる並列処理がなされます。
スレッドとはコア内での処理の系統数のことで
1系統とそうでない場合があります。
例えば4コアで処理が1系統である場合4コア4スレッドとなり、
2コアで処理が2系統の場合は2コア4スレッドとなります。
見た目上はどちらも4スレッドになりますが、
スレッドの仕様としてコア数の2倍の処理を
スレッドが行うわけではないため、
この場合は4コアの方が処理能力が高いと言えます。

動作クロックを確認しましょう。
この動作クロックの数字が大きいほど処理能力が高くなります。
動作クロックというのはCPUの箱に型番の下や横に~Ghzと書いてあります。
それが動作クロックになります。

型番についてはメーカーごとに命名規則が違うので、
一概にこれとは言えませんが
基本的に数値が大きいものが上位の型番であることが多いです。

例えばインテル製品では
Core i7 7700 > Core i5 7600 > Core i3 7300
といった感じに
AMD製品では
Ryzen 7 1700 > Ryzen 5 1600 > Ryzen 3 1200
といった感じになります。

インテルの下位モデルCeleronとPentiumは、
Pentiumの方が上位のCPUとされています。

また、インテル製品における「K」付き、
AMD製品における「X」付きの型番は
倍率フリーモデルと呼ばれるものです。
これはCPUのクロックの挙動をユーザー側で任意に設定できる製品になります、
つまりオーバークロックできるCPUということです。
定格のクロックで運用する場合はこれらがつかないCPUで問題ないでしょう。

グラフィックカードを利用しない場合、
マザーボードの出力ポート、
つまりCPUの内蔵グラフィック処理を利用することになります。
intelの場合は現行世代のCPUに搭載されている内蔵グラフィックは
HD600番台となっています、数値が大きいほうが高性能です。
AMDの場合は現在の主力製品であるryzenは内蔵グラフィックを搭載していません、
A-seriesと呼ばれるラインナップには
強力な内蔵グラフィックが搭載されており、
下位のグラフィックカード以上の性能が出ることで有名です。

用途別CPUの選び方

では、CPUはどの様に途別に選んでいけばいいでしょうか?
本サイトには使用用途別にパソコンの構成を詳しく解説しているため、
詳しくはそちらを参考にするといいと思います。
BTOパソコン評価:BTOパソコンの用途

本記事では簡単に表でまとめます。

安価なPC Celeron,Pentium,A-4,A-6
キビキビ動くPC Core i5以上,Ryzen 5以上
動画視聴 Core i3,A-6以上
テレビ録画 Core i3以上,A-6以上
株・デイトレ Core i5以上,Ryzen 5以上
ゲーム Core i3以上,Ryzen 5以上
最新のゲーム Core i7,Ryzen 7
実況用 Core i3,A-6
ゲーム実況用 Core i5以上,Ryzen 5以上

*A-4,A-6:AMD A-Series

AMDのCPUについては旧製品のものも取り上げていますが、
コストパフォーマンスが高く、
現状(2017年6月現在)Ryzenの下位モデルも発売されていないため
この表のようなおススメCPUとなります。

負荷のかかる作業を行う場合は上位のCPUを
そうでない場合は中位以下のCPUを選択しています。
動画用途、テレビ視聴はリッピングやエンコードすることを踏まえて
AMDの製品はA-Seriesをチョイスしています。

ゲームは最新のものは要求スペックが高い場合が多いので、
最上位のCPUにしています。
しかし、実際自分がどの程度の環境でゲームをプレイするかによるので、
その辺の判断はきちんとしてCPUを選択していきましょう。

まとめ

CPUに関するスペックの説明や選び方についてまとめました。
CPUは値段のインパクトが大きなパーツなので、
値段を気にする人は重視しましょう。


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