パーツ・カスタマイズ選び・メモリについて

【パーツ・カスタマイズ選び・メモリについて】

メモリはパソコンの動作に必ず必要な主要パーツの1つですが、
スペックが何を表すのか?選び方の方針について
パソコンに詳しくない方はよく知らないことと思います。

この記事ではそういった点を解消できるように、
メモリに関する詳細を掘り下げていきたいと思います。

〈メモリの役割〉

メモリは主記憶装置とも呼ばれ、CPUが利用するデータを
一時的にデータを保存しておく為のパーツです。

メモリは何か作業をしている時のテーブルなどによく例えられます、
このテーブルや机が大きいほど
いろいろな道具や資料を出しておくことができ利便性が高まります。
つまり大雑把にいえばメモリの容量=テーブルや机の大きさと言えます。

メモリの場合は容量が大きいほどたくさんウィンドを開いたり
ソフトを起動したりする事ができます、
複数の作業をストレスなく同時に行うことも可能です。

一般的にメモリの容量はどれだけあっても構わないですが、
最低限度のメモリはいくら?という話になるとかなり難しい話になります。
なぜならパソコンを操作する際の快適さは個人の体験に帰着するからです。

メモリ1枚当たりのメモリ容量というものは
メモリチップの容量によって変化するため、
現在主流のメモリは1枚当たり8GBのものが多いです。
よって、大体のBTOパソコンショップでは
8GB(一部の安価な製品では4GB)のメモリが主流になっています。

〈メモリ製造メーカー〉

CPUと違いCFD・crucial ・ADATA・バッファロー・Corsair・Kingston・UMAXなど
他にもたくさんのメーカーがあります。
人気のメーカーはCrucialとCorsairとCFDです、
この3つのメーカーが市場シェアとしては他を引き離しています。

〈おすすめ・売れ筋〉

CorsairではCMK16GX4M2A2666C16が人気です、
CrucialはW4U2400CM-8G
CFDはD3U1600PS-8Gが人気です
CrucialやCFDはコストパフォーマンスが高い製品、
Corsairはヒートシンク搭載の比較的高価なメモリが人気の中心です。

〈選び方〉

後述の用途別メモリ容量を参考に、
いくらのメモリを搭載したいかを決めましょう。
次にマザーボードの選択になりますが、
マザーボードにはメモリスロット数が2~8までさまざまあります。
利用すマザーボードのメモリスロットの規格・枚数に合致した
メモリ製品を選択しましょう。

メモリにはDDR/DDR2/DDR3/DDR4といった規格があり
現在はDDR4の動作周波数2400Mhzが主流です。
それぞれのメモリに互換性はありません、注意しましょう。

その他

【OSのエディション】
OSには64bitOSと32bitOSがあります、BTOや自作パソコンにおいては
現在はメモリ容量が増えているため64bitOSが主流になっています。
OSのbit数によって認識できるメモリ容量は異なります。
OSが32bitの場合4GBまでしかメモリを認識してくれません。
OSが64bitであれば4GBを超える容量でも問題ありません、
ただし、OSのバージョンによって上限は異なります。

【メモリのハードウエアトラブル】
以前は口やかましく聞かれた内容ではありますが、
近年はメモリの相性について問沙汰されることはあまりなくなりました。
それはマザーボードとメモリの
それぞれのメーカーの努力によるものが大きいです。
利用するマザーボードの商品ページには、
テスト済みのメモリ一覧表(やそれに類するもの)がありますので、
そういったものを確認するといいでしょう。

とはいうものの、ロット単位で不良が出たり
相性問題というものがなくなったわけではありません。
他のパーツにも言えますが、
パソコンのパーツはほとんどが精密部品ですので、
メカニカルあるいは電気的なトラブルは発生しえます。
その点は留意いただければと思います。

用途別メモリ容量

メモリは用途別に最低限必要な容量はありますが、
ストレスない環境でパソコンを運用するとなるとそれよりも多い容量が必要です。
下の票はそういったことを見越した容量になります、
なお詳細な構成例に関しては下記のURLにある記事が詳しいです、ご参考ください。
BTOパソコン評価:BTOパソコンの用途

本記事では簡単に表でまとめます。

安価なPC 4GB
キビキビ動くPC 8GB
動画視聴 4GB
テレビ録画 8GB/td>
株・デイトレ 8GB/td>
ゲーム 8GB
最新のゲーム 16GB
実況用 8GB
ゲーム実況用 8GB

大体の運用で16GBあれば事足りるのと、
メモリの要求が今後増えることを踏まえても
4や8GBの用途でも16GB積んでも問題はないでしょう。

では32GB(あるいはそれ以上)はどうかというと、
ハイスペックなゲーム用途では今後あっても困らないでしょうが、
それ以外の用途では明らかにオーバースペックになります。

今後もこれほど必要になることも考えにくいですし、
メモリはメモリチップの容量から倍々になるため
そこまで必要でないのなら16GBでの運用をお勧めします。

まとめ

本記事ではメモリのスペック解説や用途別の容量についての説明を行いました。
メモリは必要容量がなく、利用者が任意で設定できますが、
パソコンのユーザー体験に大きな影響を及ぼします。
しかし、多すぎると費用も掛かり持て余すため、
上限16GBで余裕を見て選択するといいでしょう。


PAGE TOP